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カート

北海道屋台について

寒い時期の長い北海道では、
屋台文化が根付いているとは言えません。
それなのに、なぜ屋台を名前に?
と疑問に思う方は多いでしょう。
屋台は、コミュニケーションに優れた
装置だと私たちは考えています。
隣のお客さんと肩が触れ合うほどの
距離感、気さくな店主の笑い声、
そこにいるだけでなんだか心があったかくなって
見知らぬ同士が言葉を交わし、笑顔になって、満足して帰っていく。
指先ひとつで世界とつながる時代にあって
そんなあったかコミュニケーションが生まれるようなECサイトが
ひとつくらいあってもいいんじゃないか。
そんな思いから「北海道屋台」は生まれました。
北海道らしい“本物志向”の買物ができる場としてだけでなく、
心が通うぬくもりの場へ育てていけたらと願っています。
いろんな人が、いろんな価値と出合い、視野がぐっと広がる屋台へ。
さ、そろそろ開店ですよ。

北海道屋台の商品

「北海道屋台」では、各店のラーメンを冷凍したものをお届けしています。スープと麺、具材を個別に真空パック(※)で冷凍しているので、時間経過による味の劣化はほとんどなく、お店の味をそのままご家庭でお召し上がりいただけます。
なお、商品は写真の様に段ボールにて梱包して郵送いたします。 ※一部商品には、あらかじめスープに具材が入っているものもあります。
お召し上がりいただく際は、麺を袋から出して茹でてください。
スープ・具材は湯煎していただくか、鍋にあけて加熱していただきます。
店舗や商品により調理方法が異なりますので、
同封のパンフレットの説明に従って調理してください。

やっぱり「旭川ラーメン」が好き!

旭川ラーメンって、どんなラーメン? 旭川ラーメンの特徴は「ダブルスープ・低加水麺・しょうゆ味」と認識しているラーメン好きは多いことでしょう。確かに、これらは旭川市内のラーメン店の多くが踏襲しているものですが、実は「旭川ラーメンはこうでなくてはならない」という明確な定義があるわけではありません。したがって、旭川市内で提供されていれば、それはすべて「旭川ラーメン」と呼んで差し支えないのです。とはいえ、それはあくまで“広義的”なもので、実際に「旭川ラーメン」を標榜するお店のほとんどは、上記の三大特徴を守ったラーメンづくりを行っています。 ダブルスープ誕生の背景 旭川ラーメンの歴史は戦前からスタートしていることは間違いないようですが、当時どのような味で提供されていたかは文献が残っておらず、現在につながる源流は昭和22年創業の「蜂屋」「青葉」に発しているというのが定説となっています。豚骨・鶏ガラといった動物系スープに、アジの煮干しなどの魚介系スープを加えたダブルスープの技法は当時から導入されていたようです。旭川は海と面していない内陸に位置しますが、陸軍第七師団があったことから物流の拠点としての歴史が長く、北海道の豊富な海産物の集積地でした。また、古くから養豚業が盛んだったことから豚骨が入手しやすい事情もあったそう。こうしてダブルスープの土壌が整えられます。 低加水麺は、旭川ラーメンの肝 旭川ラーメンでは、スープ以上に大きな特徴として、低加水麺が挙げられます。麺の生地に加える水分が少ないほど、ポロポロとくずれやすく生地をまとめるのは難しい作業になります。それだけに、麺として成立させるためには高い技術が必要です。旭川ラーメンで使われる麺の加水率は30%を切るとされ、弾力やコシではなく歯切れの良さが特徴。小麦粉の風味がより強く感じられると同時に、水分が少ないことからスープを吸いやすく、ラーメンの一体感を味わえる、と言われています。 ラードの魔法で真冬でも冷めにくく 今でこそ、冬は氷点下20度を下回ることが少なくなっていますが、かつては氷点下30度になることもしばしばあった旭川。建物も現代ほど断熱性能が高くない時代は、提供するラーメンもすぐに冷めてしまったかもしれません。そこで編み出されたのが、スープを冷めにくくする「ラードの魔法」です。スープの表面をラードで覆うことで、いつまでもスープがアツアツに保たれ、その味わいとあいまって心身共に暖めてくれたことでしょう。今でも旭川の伝統として、ラードのふたが生きているお店が多くあります。旭川ラーメンのおいしさは、そんな工夫や歴史の積み重ねでできています。