人気店の冷凍ラーメン通販「北海道屋台」です!
“みんな違ってみんないい”
昔の詩人はいいこと言いますよね。
「味噌」も「塩」も「醤油」も、
どれもおいしく甲乙つけがたいですからね。
味や特徴は全然違うのに、
いや、だからこそそれぞれの良さがあって
どれにするか決められない。
北海道のラーメンはキャラが立ち過ぎてるんですよ。
某ゲームで最初に選ぶ、火・草・水タイプのモンスターみたいに…。
そんな北海道三大ラーメンがどう違うのか
今回はそれぞれのラーメンの特徴をご紹介します。
構えず、気楽に。
最後まで読んでいただけると大変ありがたいです。
札幌の味噌ラーメンは、ベースが豚骨スープ。
そこに味噌だれを合わせています。
麺はスープに絡む中太縮れの多加水麺を使用。
実はこの麺、味噌ラーメン発祥の「味の三平」から始まったんです。
それまではストレート麺が主流でしたが、
濃厚なスープに絡み弾力のある食感にするため、
道内大手の製麺会社、西山製麺と一緒に開発したのだとか。
以降、札幌のラーメンはのどごしが良く、
縮れた太めの黄色い玉子麺となりました。
ちなみに多加水麺というのは、加水率の高い麺のこと。
小麦粉100に対しての水の比率が40%を超えると多加水麺になります。
加水率が高いと麺が伸びにくく、モチモチ食感でスープが絡みやすいんですよ。
また、スープの表面をたっぷりのラードが覆っていて、
熱いまま最後まで食べられるのが特徴です。
函館の塩ラーメンは、器の底まで見えそうな透き通ったスープが特徴です。
「北海道の港町だから魚介もふんだんに使ってだしを取ってるんでしょ?」
と思うかもしれませんが、中華料理がルーツなのでベースは豚骨。
弱火で沸騰させないように時間をかけて煮出すことで、
濁らず臭みも少ない透明感のあるスープになります。
更には、あっさりとしながらも
複雑な旨みだけが溶け合った繊細な味わいが楽しめるんですよ。
また、麺は中細のストレートで、加水率は高めの40%。
札幌と同じくらいでしょうか。
ストレート麺は食感や風味を感じやすいため、
麺本来の味を楽しみたい人にとっては評価が高いようです。
さて、札幌、函館と紹介してきましたが、旭川は先の2つと異なる点がやや多いんです。
スープは「Wスープ」といって、鶏がら・豚骨の動物系スープと煮干や昆布などの魚介系を合わせたものになっています。
養豚業が盛んだったこともあり、「豚骨を活用していこう」と豚骨スープが考え出されました。
しかし、豚骨特有の臭みがネックになります。
このにおいを消したうえ、更に風味を加えるために煮干や昆布などを用いるようになり、
「動物系と魚介系をブレンドする」という特徴的なスープになったようです。
「海産物が獲れるはずもない旭川で魚介?」と思うかもしれませんが、
旭川は道北や道東(オホーツク側)と札幌をつなぐ物流の拠点。
稚内や網走などから新鮮な魚介が集まるため、
おいしいお寿司屋さんも意外と多いんですよ。
…おっと、余談でした。
また、旭川でもスープをラードで覆うのですが、
肌感覚では札幌以上に量が多い気がしています。
なぜなら札幌より寒いから。
真冬は最低気温がマイナス30度を下回ることも珍しくなかった旭川では
たっぷりのラードでスープの表面を覆って熱々のラーメンを提供しています。
「湯気が上がらないので、スープがぬるいと思い込んでヤケドした」
なんて話も聞くくらいラードも特徴的ですね。
更に特徴的なのが麺です。
中細の縮れ麺を使用しているのですが、
他地域が多加水麺なのに対して、旭川では加水率30%を下回る低加水麺が主流です。
この麺は、弾力やコシではなく歯切れの良さが特徴。
小麦粉の風味がより強く感じられると同時に、水分が少ないことからスープを吸いやすく、ラーメンの一体感を味わえる、と言われています。
食べ進めるたびに食感や味わいが変化していき、
最後まで楽しめるのが旭川ラーメンの良さの一つと言えるでしょう。
いかがでしょうか、
各地のラーメンの特徴についてご理解いただけましたか?
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旭川に行ってみたいけど、なかなか機会がない
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既に旭川ラーメンのファンだという方、
大切な人に、あの店の味を届けたいという方、
ラーメンや北海道をこよなく愛するすべての方へ。
旭川から愛をこめて。北海道屋台がお送りしました。