北海道屋台NEWS

2023.12.8 【9杯目】一味違うご当地ラーメン【変わり種】

人気店の冷凍ラーメン通販「北海道屋台」です!

全国各地のご当地ラーメンはいかがでしたでしょうか。
もちろん、紹介したのはほんの一例です。
おそらく皆さんも、
「あのラーメン出てきてないぞ」とか
「このラーメン取り上げてない時点でにわか確定」とか
「○○ラーメン知らないとか草」と思っていませんか?

まぁまぁ、焦らないでください。

前回までは、関東大震災後から昭和30年代くらいまでに
ルーツのあるラーメンを紹介してきました。
その後もラーメンは進化を続け、現在までにさまざまなラーメン、
中には「ラーメンって呼んでいいの?」という変わり種まで派生しています。

というわけで今回から数回に分けて、ちょっと変わったご当地ラーメンや
ラーメンブーム以降に登場したもの、進化系など、
さまざまなラーメンをご紹介したいと思います。

構えず、気楽に。
最後まで読んでいただけると大変ありがたいです。

勝浦タンタンメン(千葉県)

勝浦タンタンメンの発祥は1954(昭和29)年創業の「江ざわ」と言われています。
店主が担担麺の存在を知りメニューにしようとしますが、練りごまを加工して作る調味料
「芝麻醤(チーマージャン)」が手に入りませんでした。
そこから試行錯誤を重ねた結果、一般的な担担麺に使われるごまや芝麻醤を使用しない担担麺が誕生します。
ゴマの風味を得るために使われたのは、ラー油。
醤油ベースのスープにタマネギとひき肉、にんにくをしっかり炒めた具が乗った
真っ赤なラーメンになりました。
辛くもあり、ラー油の膜で熱が逃げないラーメンは、
当地の海女さん・漁師さんが寒い海でひと仕事終えた後に冷えた体を温めるメニューとして定着。

現在では、カップラーメンにもなるほど人気のご当地ラーメンとして全国に名が広まりました。

台湾ラーメン(愛知県)

この名前、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、「台湾」と名が付くのに、実は発祥は名古屋なんです!

台湾ラーメンが誕生したのは1970年ころ。
名古屋市千種(ちくさ)区にある台湾料理店「味仙(みせん)」の創業者、
郭明優(かくめいゆう)氏によって考案されました。
ルーツは台湾で食べた「担仔麺(タンツーメン)」でした。
にんにくでひき肉を炒めて香りを出し、下にもやしを敷いて麺を置き、スープをかける…
とここまでは一緒。
台湾ラーメンが担仔麺と違うのは、唐辛子とニラが入っていることなのだそうです。

元々まかないだったこのラーメンが、正式なメニューとして昇格し、
1980年代中盤の激辛ブームも手伝って知名度はどんどん上昇。
人気店として知れ渡ります。

台湾人が作った、台湾にルーツを持つから「台湾ラーメン」。
今では名古屋めしの一つに数えられる名物となりました。

ちなみに、このラーメンは台湾に逆輸入され、「名古屋拉麺」として提供されているそうですよ。

富山ブラック(富山県)

漆黒という表現が似合うような真っ黒なスープ。
2000年代後半に有名になり、カップラーメンでも見られるようになったのが、
この富山ブラックです。
戦後間もない1947(昭和22)年、「大喜」というお店が肉体労働者のための塩分補給にと、
醤油を濃くしたラーメンを作ったことがきっかけでした。
煮詰めた濃口しょうゆをスープのベースにしているため、かなり塩辛いのが特徴。
粗挽きの黒コショウがさらに塩辛さを引き立てます。
当時はご飯のおかずとして食べてもらおうとしたことから、この味付けになったのだそう。
太くて硬いストレート麺なのも、おかずとして「食べる」こと
を意識してのことだったのかもしれませんね。

2000(平成12)年ころになると、真っ黒なスープのラーメンを
他のお店でも提供するようになり、こうしたラーメン屋を総称して
富山ブラックと呼ぶようになりました。
ただ、これらは一部のお店であって、富山県、あるいは富山市内の大多数のお店で
真っ黒なラーメンを提供しているわけではないのでご注意を。

いかがでしょうか、
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旭川から愛をこめて。北海道屋台がお送りしました。